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2012年 02月 25日
変化に乏しい日々。
安定は幸せなことだし、なにもそれに満足していないわけ ではない。仕事にだってやり甲斐を感じてるし、忙しくて 目も当てられない状況下では、今をどうやって乗り切るかに 必死だ。 年が明けてから、仕事に猪突猛進ってな感じで日々を送っていた。 日も昇らないうちに家を出て、車で現場へ向かう。 カーラジオをつけると、生島ヒロシのおはよう一直線が流れる。 生島さんが『もう1月も終わって今日から2月ですね』と軽い 感じで言った。 その瞬間、心臓をギュッ!と掴まれたような苦しさを覚えた。 忙殺されて、全く日付けの感覚が麻痺していたのもあるが、 何も変わらない日々を過ごしているうちに1ヶ月が過ぎていた。 何が苦しかったって? それは1ヶ月を過ごしたスピード感で、今年もこのまま一気に 過ぎ去るんじゃないかって考えたから。 なんの刺激もない日々なんて・・・。 ダメだこのままじゃ! 携帯電話でツイッターを見ると、弥生から昨日の晩に送られて きたDMが着信する。 その瞬間、ある思いに駆られた。 それから3日間考えた。 そして思い切ってこう送信した。 オレ『仕事がいち段落したので今週の土日に時間が取れそう。 弥生、オレ達さ会ってみない?』 すぐに返信が来た。 弥生『なんでそんなに急なの?会いたいけどさ・・・予定があるよ。 もう少し先じゃダメなの?』 オレ『じゃあ1週間先の平日ならどうかな?オレ、有給とるわ』 弥生『うん、じゃあ私もちょっと職場の上司に聞いてみる』 弥生がオレの無謀なお願いに応えてくれたことは正直嬉しかった。 なによりその瞬間から、日々の生活はいつもと変わらない んだけれど、何となく刺激的な日々が始まった。中学生の頃、 好きな女子とのデートの日を心待ちにするような、そんな感覚と かなり似ていたような気がする。 とはいうものの目下のハードルは、どうやって平日に1日フリーな 時間を作り出すかということだった。あれこれ考えた結果、上司には 『とある資格試験の講習会がある』という偽のイベントをでっち上げ、 有給休暇を取った。それまで必死に仕事をこなしていたので、 上司にも二つ返事で『よし、行ってこい』と了承をもらえた。 今まで『仕事を休んで遊ぶ』なんてことを考えたことも無かったから、 全ての行動が非日常で新鮮だった。多少の後ろめたさは感じたが、 それも楽しんでいた。 弥生とツイッターでこんな話もした。 弥生『なんで私なんかと会おうと思ったの?』 オレ『(上記のような刺激的なことをしたかったことを話す)』 弥生『そっか。でも私、そんなにいい女じゃないからねw』 オレ『そんなの関係ないって。オレだって普通のオッサンだしw』 弥生『私、atukimもビックリするような巨漢だったらどうする?』 オレ『関係ないねw弥生と会ったら、きっとオレエッチなことしたく なっちゃうと思うから、覚悟しておいたほうがいいよ』 弥生『楽しみにしています^^』 ライフカードのCMのオダギリジョーを思い出した。 『どーする?どーすんの!オレ!!』と言いながら、出したオレの カードには何が書かれていると思う? 想像してごらん。 14番目の月 【プロローグ】 14番目の月 1
by atukim
| 2012-02-25 09:00
| 14番目の月
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Comments(5)
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kemunpusj at 2012-02-25 09:13
いいっすね いいっすね(*^_^*)
早く続きお願いします 早くしないと15番目の月になっちゃう
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みゆ
at 2012-02-25 09:33
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だめだって。
そんなに楽しみにしてちゃ、だめだって。 気持ちが上がったあとは落ちるしかないんだから。 なんか嫌な予感がするな。 会わない方が良かった、 仮想は仮想のままで良かった、 なんていう結末。。。 すでに、切なくて泣きそうになってますよ(>_<)。。
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えみ
at 2012-02-25 10:56
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enuenu1123 at 2012-02-25 16:25
ひゅぅ~♪
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garnacha at 2012-02-25 23:23
atukimさんに直接お会いしたことのない私も、ドキドキしてきました。
ネットは確かに一方的で、来るもの拒まず、去るもの追わず、が現実ですが、一方で、自分以外の人に共感を得る機会や、共感を覚えてくれる人の存在に気付く機会が増えたのも事実です。
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