カテゴリ
全体 それでも恋は、恋 世界に一つだけの花 弾丸すすきのツアー 2014~夏~ 14番目の月 小さな恋の歌 インスタントラブ ありがとうとチップスター 吉原体験記 ホントに普通 飛田新地体験記 やれたかもしれない エロの伝道師 ちょいエロ 風俗日記 痔を克服するための格闘 日本性交研究所 童貞課 変な日常 インチキ占い 普通じゃない人達 たまに真面目 夢を熱く語るおっさん メールはこちら お薦めサイト フェチを熱く! 出会い系サイト にゅーす 検索の旅 毛じらみ発生! ブログ強化月間 クリスマス○○○ タバコ呪縛からの開放 妄想の巻 ~について考える 山田のチンコ話 どうでもいい戯言 以前の記事
最新のコメント
フォロー中のブログ
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2011年 11月 29日
じいちゃん(祖父)は戦争中は近衛兵として皇居で天皇陛下を
守ることに従事していたという話は以前にしたんだけど、戦後は ばあちゃんと結婚して実家の農業と出稼ぎで生計を立てていた らしい。 戦後といっても、もう日本が高度経済成長で沸いていた頃、 じいちゃんは日産の横須賀の工場(場所は定かではないが、 調べてみたら今の追浜工場ではないかと思う)へ、農業が できない時期になると出稼ぎに行ったという話をしてくれる。 昔は季節工と呼ばれた、今で言う『期間契約社員』のような ものだったんだろう。単調な流れ作業を行う人足として働いて いた。夏場は農業で体を酷使して、強靭な肉体と精神を持って いるじいちゃんにとって、工場勤務の仕事はさほど大変なもの ではなかったという。いつ頃まで出稼ぎをしていたのかを 聞いた事は無いけど、日本の景気に勢いがある時期に 働いていたんだろうね。 工場で季節工として働くと、ボロいながらも住居が提供されて、 下宿のような場所で生活をしていたという。そこでは歳で言うと じいちゃんより10歳くらい上の姉さんが、下宿人の食事や 身の回りの世話をしてくれたという。花ちゃん(仮名)という 女性で、凛としてとても明るく、面白い人だったようだ。 工場勤務で横須賀に行くと、必ずその下宿にお世話になった ようで『こうちゃん(祖父のあだ名らしい)』と呼ばれて、 可愛がってもらっていた。 そんな花ちゃんは今もご存命ではあるものの、かなり痴呆が すすんでいて、御家族の名前もすでに出てこない状態とのこと。 であるにも関わらず、数年前に東京近郊へ行ったついでに、 じいちゃんが花ちゃんに挨拶に行くと、普段は声を出して話す こともほとんど無い花ちゃんが、顔を合わせた瞬間 『こうちゃん!こうちゃん!』 と笑いながら呼んだのだという。 花ちゃんの御家族がビックリしたのは言うまでもないが、30年 以上会うことなく年賀状の交換程度の交友だったにも関わらず、 開口一番名前を呼ばれたじいちゃんもビックリだった。 自分は弟のような存在だったんだろうとじいちゃんは言うが、 実際のところはよくわからない。まあそんなことを詮索するのは 下衆だしな。まあ真面目なじいちゃんにそんな大それたこと できやしないし、第一オレに花ちゃんの話をすることだって ないはずだ。 なんか映画みたいな展開だけどさ、思うに 『同じ時代を生きた仲間』には、見えない絆みたいなもの があるんだろうね。家族との絆とはまた違うスイッチで、 スイッチオンでタイムスリップ。痴呆すらぶっ飛ばしちゃう。 医学では説明のつかないような不思議。 歳をとってお互い皺くちゃになってさ、容姿がまるで変わって しまっても、人が纏うその雰囲気ってのは変わることが無い のかもしれない。まあ今日はそんな話でした。
by atukim
| 2011-11-29 12:06
| ホントに普通
|
Comments(4)
Commented
by
Willway_ER at 2011-11-30 11:55
そういうの良いですねぇ。
そして、医学で説明できなくたって、アリです。 その人のもつ空気感、匂い、声の調子などなど、 ありとあらゆる要素が脳のどこかを刺激するんでしょうね。 それを医学的に説明するというのは、やっぱり野暮ですね。
0
Commented
by
atukim at 2011-11-30 18:26
Commented
by
みゆ
at 2011-12-04 10:53
x
Commented
by
atukim at 2011-12-04 21:50
|
ファン申請 |
||