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2012年 06月 01日
思い出の河原は、今も全く同じ姿でそこに存在していた。
何年経っても変わらずにそこにあって優しく迎えてくれた。 川の流れは穏やかでユラユラと太陽が反射している。一級河川 というだけあって川幅は広く、ボーっとしていると吸い込まれて しまいそうな力がある。 彼女は『ここは私にとって大事な場所なんだ』と言って連れて 来てくれた。受験勉強で疲れた時や人間関係に悩んだ時に そこに足を運ぶと、何も考えずにいられる自分がいたという。 『atukimにとってもここが大切な場所になるといいけど・・・』 と彼女は言った。愛おしくて人目をはばからずに彼女を抱き しめた。って言っても、周りになんて誰もいやしなかったけど。 彼女はオレに本当にたくさんの愛をくれた。そして女性を愛する こととはこういうことなんだという『感情』を初めて実感させて くれた。彼女とは結局うまくいかずに別れてしまったけど、 別れて卑屈になるオレのことも気にする人だった。 そんな彼女も来月に結婚するという。 初めてこの場所に来てからもう何年も過ぎた。甘ちゃんだった オレも色んな経験を踏んで大人になった。昔に比べたら体は 太くなっちゃたけど、少しは格好いい男になれているだろうか。 実は10年以上、怖くてその河原に行けずにいた。 今日まで数え切れないくらい何度も近くを通ったのにも関わらず。 思えばそれは過去の自分に対する嫌悪感の表れだったのかな。 過去の自分自身の考え方や行動を受け入れられずに、他人から 見た自分がどのように写るのかを気にし過ぎるあまり、生き方の 基準が一般的になりすぎていた。 夏休み、大量の宿題を残したまま迎えてしまった最終日。 次の日このまま学校に行ったらどうなるだろうかと、想像したら 吐きそうになった。だから一心不乱に空欄を埋め続けたし、 忘れ去られそうになっている日々を思い出しては日記を埋めた。 怒られるのが怖かったわけではない。決められたことを 守らなかったり、約束を反故とすることが恐怖なんだよね。 一度踏み外すと全てが中途半端になりそうだから。 でもそうやって縛られている自分が嫌だった。 まあそうはいってもさ、結局はそれがオレだしその変な律儀さ だけで生きてきた感もある。これからも変わらない。 それが自分らしさだと思うしな。 青が濃く流れが速い川の中央部に飛び込んでみたい衝動。 少年が夢を追いかけている時の心臓が高鳴る感覚に似ている。 全力疾走で駆け抜けた過ぎ去りし日の面影。 熱くなり全てを捨てても守りたいと思った恥ずかしき炎。 無言の『おかえり』に救われる。 変わったようでいて、全く変わってないんだな。 今度はそんなに間隔をあけずに来るから。
by atukim
| 2012-06-01 18:10
| たまに真面目
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Comments(2)
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enuenu1123 at 2012-06-03 19:43
記事を拝見して、私のきゅーんとくる『カコ』の場所を考えてみました。
なかなか、思いつかなかったんだけど。 あ、ここ。ここを通ると胸が痛むのだけれど悲しい感じではなく。むしろあったかい。 山陽自動車道から中国道の下りの高速道路。そここそが私のソレです。当時、長い道のりを彼に会うために運転していた連休前の夜勤明け。 行きのドキドキやワクワク。そして帰りの寂しさ。 あれから何年も経って、今の家族とその場所を通るときはなんとも言えない気持ちになります。
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atukim at 2012-06-04 10:02
>enuenu1123殿
思い出とは皆に平等に優しくて時に残酷で、ギューってなるその感覚が 何とも言えずあたたかい気持ちになりますよね。 彼女を見送った駅のホームとか、逆に見送られて乗った電車の 車窓から見えた風景とか、そういうのはたまりませんね^^
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