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2012年 04月 27日
4月に訪れた美しくて優しくも悲しい天使。
その日は別にHなことをしたいとかそういう気分じゃなかった んだけど、何か人恋しい気分。そういった店を選ぶ時は、いつも ならネットで調べて念入りに準備をするんだけど、繁華街を 歩いている時にふと目にとまった今はほとんど見られなくなった 電話ボックス。そこに手書きで携帯番号が書かれたピンクチラシ が貼られていた。それはもの凄く怪しい感じがしたんだけど、 ものは試しと書かれた番号へ公衆電話からコールする。 数回呼び出し音が鳴ると、若い女性が『もしもし・・・』と 答える。オレは『あの、五反田の公衆電話に張られたチラシを 見て電話してるのですが・・・』と切り出すと『あぁあのチラシ を見ていただいたんですか、ありがとうございます』と女性。 時間と料金を聞き、オレがそれでいいと女性に告げると 待ち合わせの場所を決めた。その女性が『30分ほどで行きます。 もしよろしければそのチラシ、取って捨てておいてもらえますか?』 というので、そのとおりに貼られていたチラシを丸めてコートの ポケットへとつっこんだ。 期待と不安を感じながら、待ち合わせの場所で待っていると そこへ来たのは、誰もが振り向くようなとても綺麗な女性。 男は『なんで君みたいな可愛い子がこんな商売を?』って 馬鹿なことを聞いちゃうんだけど、彼女にもそれなりの理由 があってこの仕事をしているわけだから聞くだけ野暮ってもん。 『アイです、よろしくお願いします』と笑顔で話しかけられると こちらがなんだか緊張する。どこのホテルに行きましょうかと 彼女が早速話を進めようとする。オレはグラつく気持ちを抑えて 『今日はそんなんじゃないんだ。ちょっと誰かとパッと遊びたい 気分でさ。もし良かったらオレとデートしてくれないかな。 もちろん決められた時間内でいいからさ。そういうのって NGなのかな?もしダメなら今日の代金は払うので、このまま 帰ってもらっても構わない。どうかな?』 と聞いてみた。すると彼女は『そんなことをいうお客さんは あなたが初めてです』とためらいつつ『なんかそういうのも いいですね』と快く了承してくれた。 『どこに行きましょうか?』と彼女は言う。オレは何かを決めて いたわけではなかったので『御飯は食べました?』と聞くと 『ちょうど私もお腹が減っていたんです』と言うので近くにある 中華料理店で食事をすることにした。ビル内の一角にあるその 店に入り、オレは野菜の炒め物と紹興酒を頼むと彼女も 『私も同じものをください。それと暖かい卵のスープを』 と言った。 彼女は不思議そうにオレの顔を眺めているので『オレの顔に 何か付いてる?』と聞いてみた。すると彼女は『だってこんな ところ、男の人がHな事をするために電話してきて来る場所 じゃないから』と笑って答えた。君みたいな綺麗な人と食事できる 機会なんてオレみたいなブ男にはプライベートでは無いのだよ、と 言おうとしたが『まあいいじゃん、奇特な男の性癖だと思えば』と 格好付けて答えた。 少し酔ってくると、お互いの生い立ちの話をしたりした。彼女は 岩手県出身で大学に通うために東京へ上京し、大学を卒業して からは大手広告代理店で働いていたらしい。その会社で社内恋愛 をするも、その彼と別れると会社にいるのが辛くなり退職。 その後は派遣で働くも世に吹き荒れる不況で、彼女も多分に 漏れず『派遣切り』にあい、働き口を求めて現在のコールガール のような職に辿り着いたとのことだった。 『君みたいな優秀な女性がねえ』とつい下衆なことを口走って、 しまった!と思い彼女を見ると『優秀なんてことないんです。 辛抱が足りないのが私のダメなところ』と舌をペロッと出して ウインクしてみせたのが印象的だった。 『あんな公衆電話に番号を貼って、会ったら変な人に囲まれる なんて事は無いの?』と聞くと、きょうび公衆電話を使うような 人はほとんどいないから電話は鳴ったことがないと彼女は言い、 紹興酒を一気に流し込む。普段は登録したお店を通して仕事を しているんだけど、ちょっとした好奇心からあの電話ボックス にだけ番号を書いた紙を貼って置いたのだと彼女は言った。 『へぇーじゃあオレが最初のお客なの?』と聞くとハニカミながら 『そう、最初で最後の』と彼女は言い『だからお会いするまで 本当にすごく緊張してたんです、良い人でよかった』と付け加えた。 そうこうしているとあっという間に時間が過ぎた。彼女は 『なんだか悪いので』と食事代を出そうとしたので、 『ここはオレが来ようって言ったんだからそれはいけない』 と断りお店を出た。路地の影になるところで『じゃあこれは 今日のあなたへの御代です』とお金を手渡す。今日は楽しかった と言い立ち去ろうとすると彼女が『今日はお店の仕事もこれで 終わりにしようと思います。もしよろしかったらこの後デートの 続き、しませんか?いや、してもらえませんか?もちろんエッチは 抜きですけどw』と。オレは拒む理由なんてなかったので 二つ返事でOKした。 彼女は『行くとことがあるので10分だけ待って欲しい、だから すぐそこにある喫茶店でコーヒーでも飲んでいてください』 とオレの手の中に千円札を握らせて、走っていってしまった。
by atukim
| 2012-04-27 12:56
| インスタントラブ
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