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2011年 04月 30日
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日本にはまだまだオレの知らない世界があるんだなぁ。飛田新地体験記1 日本にはまだまだオレの知らない世界があるんだなぁ。飛田新地体験記2 日本にはまだまだオレの知らない世界があるんだなぁ。飛田新地体験記3 日本にはまだまだオレの知らない世界があるんだなぁ。飛田新地体験記4 日本にはまだまだオレの知らない世界があるんだなぁ。飛田新地体験記5 日本にはまだまだオレの知らない世界があるんだなぁ。飛田新地体験記6 あいりん地区。釜ヶ崎とも呼ばれている。 一番最初に書いたように、日雇い労働者のドヤ街らしい。 頭の中に入れてきた地図をたよりに、西成警察署を目指して 歩いた。飛田新地から遠くない。ここからは少し気合を 入れて行かなくてはいけない。もし少しでも危険を感じたら、 ダッシュで逃げるつもりでいた。 飛田新地もそうだけど、ここら辺の地域は携帯電話を出すこと すら躊躇する。携帯にはカメラが付いているから、それで撮影 されることを嫌う人が多いということが最大の理由。 三角公園という、路上生活人が集まるという場所の外周を グルッと一周してみた。さきほどの商店街の雰囲気とは 全く違った『殺伐』とした雰囲気。周囲のニオイも獣の様な 感じ。行き会う人の目も、完全にオレを異物としてみている。 周囲は暗くなってきて恐怖は計り知れない。 何か雑然としている。整然としている様子は一つもない。 さすがに公園内には入れなかった。 若者がたむろしているという怖さではなく、また大挙して 押し寄せるという怖さでもない。年齢層は高く、見るからに 50代~の人ばかりが目につく。 ただ周りを見ながら歩いているだけなのに、いつ後ろから 襲われるのか?という強迫観念が常に頭にある。 何度も後ろを振り返ったりした。 そんな状況にも耐えられなくなり、西成署の前まで行く。 これまたすごい。 周囲の塀や柵が危険度を再認識させてくれる。 こんな警察署、今まで見たこと無い。 道を歩いていると、道端にブルーシートで作られた小屋が 点々と存在している。生活していることを思わせる雰囲気が 各所にある。公共とか、そういう感覚はここにはないのか。 これ以上はこの周辺を徘徊するのはやめておくことにして、 来た道を戻り始めた。面白半分で行く所ではないことだけは、 身をもって体験してきた。それだけは間違いない。 動物園前駅まで戻ってきたときに、ようやく安心感を持てた。 最初はここですら恐怖を感じていたのに。人間とは面白い。 というわけで、御堂筋線で新大阪に戻る。 電車に乗ると、そこにはいつもどおりの生活が流れていた。 ホテルに戻り、シャワーを浴びた。 テレビをつけると、スーパー玉出のCMが流れていた。 少しニヤけながら、さっき体験してきた事を頭の中で整理。 ペイテレビを見ようとしたが、さすがにやめた。 そして携帯電話で、この体験記を書き始めた。 飛田新地。 セクロスに特化し、それを究極に突き詰めた場所だった。 華やかで、欲望が枯渇することなく溢れている。 しかし、そこから500mと離れていない釜ヶ崎は、世紀末、 いや北斗の拳のような世界を見た。 大人の社会見学。 数時間だったが、色んな事を感じることができて貴重な 体験だった。また機会があったら、飛田新地に行けたらと 思う。きっと今度は少し余裕を持って歩けるだろうし、 新しい発見もあるだろう。 というわけで、おしまい。
by atukim
| 2011-04-30 14:42
| 飛田新地体験記
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Comments(2)
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ネネ
at 2011-05-01 18:42
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読ませてもらいました。
ありがとー。 高校生のときに学校で通天閣の建物のオブジェを作ることになって 学級委員である私と、その彼氏と向かったことがある地域。 迷って、本当に怖かったけど、ドキドキして、少しワクワクしたことを思い出しました^^ かわいぃオニャノコで良かったね♪ しかし、20分て、ほんま短いなぁ~。
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atukim at 2011-05-03 21:53
>ネネ殿
観光ならば、まずは通天閣とか難波に行ってみるとか そういうことなんだろうけど、ちょっと違った角度から 大阪を楽しませてもらってきましたw ネネちんも踏み入れたことがあるのね。 女性が行くことはほとんどないし、実際にはその一角に 入れるような雰囲気でもないのが現状なのかもしれない。 20分の短さは半端ないですw これは人生で一番体感時間が短かった20分間だったと 思いますw
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