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2011年 04月 28日
大阪は全くと言っていいほど初めてなので、JR・地下鉄は
無知。だからこれ、かなりの大冒険だった。 宿は新大阪。御堂筋線新大阪から乗り、乗換無しで 動物園前駅下車。前にも書いたとおりここらは日雇い労働者の ドヤ街。夜は本物の危ない街だと聞いている。 頭頂部が『キーン』って感じで熱くなる。 地下鉄の駅から地上へ出るとすでに生ゴミのようなションベン のような香りがした。嫌いじゃないよ、この緊張感。 すぐに目の前に動物園前商店街が見えた。 おお、ネットで調べたとおりだ。この商店街を真っ直ぐ行けば いいんだ。突き当たればそこが飛田新地の入口なんだ。 飛田新地まで辿り着くまでの道中。そこは、我々が普段 『当たり前』だと思っている世界とはかけ離れ過ぎていて、 衝撃というよりはワンダーランドに迷い込んでしまったような 感覚になった。ここでは、オレが当たり前じゃなく『異物』 なのかもしれない。 風呂には到底入っているとは思えない、頭から煤を被った様な 人達と次から次とすれ違う。目をあわさない様にする。その人達 は白いスーパーのビニール袋がハンドバックの代わりになって いるらしく、100%とまでは言わないが必ず持っていた。 何が入っているのか気になった。 (後ほどまた書くが、ここでの状況はまだまだ序の口に 過ぎなかった。無法地帯と化した場所はもっとすごかった) すれ違う現地人の人たちの特徴は、オレの顔を見て何がモノを 言いたげな人か、力なく下を向いたまま歩く人のどちらか だったように思う。 たまには表で生きているような風貌の人ともすれ違うが、皆が 自転車に乗っていた。 19時頃だったが、すでに飲み屋以外はほとんど閉まっていた。 省エネを実行しているのか、それともこの時間は危ないのかの どちらかだと思った。 地べたに座って、これ誰が買うの?ってくらい黒く脂ぎった 10cmくらいのフィギュアを売ってる人がいた。花を持って 立っているおばあちゃんもいた。どこからか拾ってきたような 週刊誌なんかも売っている人がいた。 飲食店?って感じの店も何件かあったが、とんねるずのみなさん のおかげでしたの企画『きたなシュラン』に出てくるような 店構え。もし可能ならば、一発やる前に腹ごしらえかと思って いたが、甘かった。さすがのオレもちょっと厳しい。もしか したら旨いのかもしれないけど、入る勇気なんてなかった。 しばらく歩くと、かの有名な『スーパー玉出』があった。 話によると、とにかく激安らしい。 なるほど。 現地人の人たちが持つビニール袋は、スーパー玉出製か。 後でホテルに戻って、テレビをつけたらスーパー玉出のCMに 遭遇したが、かなりド級のインパクトだった。 商店街のアーケードが一箇所途切れたようなところがあったが、 ネットで調べたとおり商店街を抜けた突き当たりを左手に見ると 『飛田交番』とコンクリートでできた門柱があった。 もう興奮は最高潮。
by atukim
| 2011-04-28 16:08
| 飛田新地体験記
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Comments(2)
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